性感染症の検査・治療

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ご相談の多い症状・お悩み

自分のために、そしてパートナーのために

性感染症は近年、若い女性の間で特に感染率が高まっており、身近な病気となっています。
性行為があれば誰にでも感染する可能性のある身近な病気です。

性感染症の症状
  • 性器に痒み・痛みがある
  • 性器に水疱、しこり、いぼがある
  • 原因不明の発熱、下腹部痛がある
  • 排尿時に痛みがあらう
  • おりものが普段と違う(におい、色、量など)

これらの症状は感染が疑われます。

性器のかゆみ、痛み、おりものの異常などの症状のみならず、流産や早産、不妊症を引き起こす原因にもなりかねません。

最近では、子宮の発がん要因としても注目されており、女性にとっては将来にも大きく影響を及ぼす可能性のある病気です。
これらのリスクをしっかりと認識をして性感染予防に意識を向けることが大切です。

たった一度の軽率な行動が、人生を大きく左右してしまうこともあります。
性について正しい知識を持つことは、性感染症から自分を守ることになります。

自分のために、そしてパートナーのために、体に違和感を覚えたら早めにクリニックを受診しましょう。

性感染症(STD)とは

急増中の性感染症

性感染症は、STD(Sexually Transmitted Disease)ともいわれ、性行為が原因で、ウイルス・細菌に感染して起こる病気です。

女性の代表的な性感染症
  • 性器クラミジア感染症
  • 性器ヘルペス
  • トリコモナス症
  • 淋病様疾患
  • 尖形コンジローム

これまで、女性の性感染症患者さんの多くは風俗関係者でした。しかし、現在は一般の方、特に25歳以下の女性の感染者が増加傾向にあり問題視されています。

性感染症増加の背景

現代、性感染症は増加しており、特に性器クラミジア感染症、淋病に増加傾向が見られます。
ただし、医療機関を訪れた患者さんの数をもとにとられたデータであり、実際の性感染者は、数倍以上いると考えられます。

性感染症が増加傾向にある背景には、性感染症に対する知識と情報が乏しい中で性行為を行なっていることがあげられます。
また、中には症状があまりないものもあり、感染していることに気づかないまま知らないうちに他人へうつしてしまうこともあります。エイズやB型肝炎も、性行為でも感染するため性感染症に含まれます。

性感染症は女性に発症することが多く、原因としては性器(膣)の粘膜には細菌・ウィルスが付着しく、また精液を介して感染することがあげられます。

若い女性に蔓延しているクラミジア感染症

性感染症の中でも、クラミジア感染症者は性感染症の中で最も多く、年々増加傾向にあります。

最も多い年代が20~24歳(78人に1人)で、その次が15~19歳(105人に1人)、25歳~29歳(109人に1人)と推計されています。このように若い女性の蔓延は深刻で、性行為を開始する低年齢化も要因のひとつです。また、人工妊娠中絶も同じ状況にあり、若い女性における性感染症、人工妊娠中絶は問題視されています。

性感染症は、男性の場合は排尿時の痛みや違和感が多くみられますが、女性の場合は無症状のこともあり、感染に気づかず炎症が進行してしまうということもあります。

その結果、流産・早産、不妊症の原因となる危険もあります。性感染症が女性に与えるダメージは男性よりも大きいのです。

性感染症から身を守るために

性交渉の注意
不特定の相手との性交渉は避ける

性感染症は、性行為を介して感染をするため必ずパートナーが存在します。また、性行為を行う相手が多ければ、その分感染する確率も高くなります。性感染症を予防するためには、不特定多数のパートナーとの性行為、性感染症が疑われるパートナーとの性行為を避けることが重要です。軽率な性行為は慎みましょう。

コンドームを使用する

コンドームの使用目的は避妊だけではなく、性感染症の感染予防にも役立ちます。
ただし、病原菌は射精前の分泌液にも存在しているため、性行為の最初からきちんと使用することが重要です。

B型肝炎の予防

B型肝炎は、予防接種(ワクチン)があります。

日常生活でも、感染予防ができます。

  • 傷の手当ては必ず自分で行う
  • 他人の血液が付着した物には触れない
  • 歯ブラシ、剃刀などは共有しない

など

早めに医療機関を受診する

感染が疑われるような症状や違和感のある方は、早めに受診をして検査を受けましょう。
性感染症は、性病科、産婦人科(女性のみ)、内科、泌尿科、皮膚科などで受診ができます。

女性の場合は無症状の場合もよくあります。パートナーが感染している場合は、無症状でも必ず診断を受けましょう。
どちらかが治療で完治しても、相手が感染した状態のままであれば、性交渉で再び感染し、状況は繰り返され治癒することはありません。また、症状が治っても、自己判断で治療を止めるのは禁物です。

エイズの相談窓口

エイズ(HIV)は、保健所や一部の医療機関で相談、検査を実施しています。
感染して、HIV抗体ができるまでは6~8週間ほどかかるため、感染から3ヶ月以降に検査を受けることをお勧めします。
約1〜2週間で結果が分かります。

また、検査は匿名で実施されるためプライバシーは守られます。感染が疑われる方は、早めに検査を受けましょう。

現在、仙台市では、新型コロナウイルス感染症対策のため、一部のエイズ(HIV)・性感染症検査を休止しております。

詳しくは仙台市役所のホームページをご覧ください。

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